頭痛の時にどこの病院(診療科)に行くべきか?

▶頭痛に関係した「健康チェック」はコチラ!(カンタンなQ&Aで症状診断と専門の診療科を調べることができます)

頭痛のときにどこの病院(診療科)に行くべきかを調べるチャート

 頭痛が起きる原因はいろいろあります。とりあえず内科へ行く人が多いと思いますが、専門外の診療科だと適切な診察をしてもらえるか不安になる人も多いと思います。

 特に頭痛は様々な要因があり、原因不明と診断されることが多く、悩みを抱えたままの人も多く存在します。

 そこで、頭痛のときにどの病院(診療科)へ行くのが良いかをチャートの形にまとめました。

頭痛時に取るべき行動のフロー解説 ・高熱(38.0℃)がある、かつ、強い頭痛と嘔吐がある→ 神経内科・感染症内科(脳炎・髄膜炎の可能性) ・高熱(38.0℃)がある、かつ、頭が重い感じ→ 一般内科 ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気がある、かつ、頭を打った→ 脳神経外科 ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気がある、かつ、目がかすむ・目の奥が痛い→ 眼科(緑内障の可能性) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気がある、かつ、大量に飲酒した→ 一般内科意識障害がある、嘔吐を繰り返す場合(急性アルコール中毒) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気がある、かつ、微熱がある→ 一般内科 ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでる→ 一般内科微熱があるなど風邪症状に対しては安静、水分補給、市販薬の服用などのセルフケアも大切です。 ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴う→ 一般内科・心療内科・精神科 ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリがひどい→ 一般内科・整形外科(筋緊張性頭痛) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びた・暑い屋外に長時間いた→ 一般内科(熱中症・日射病は日陰に避難、安静、水分補給などのセルフケアをまず行います。) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、ずきずきした拍動性の痛み→ 一般内科(偏頭痛) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返す、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛み→ 神経内科(群発頭痛) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返さない、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みはない、かつ、表面のピリピリした痛み・表面に水疱を伴う→ 皮膚科・神経内科(三叉神経痛、ヘルペスなど) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返さない、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みはない、かつ、表面のピリピリした痛みはない・表面に水疱を伴わない、かつ、風邪の後の前頭部、上顎部の痛み→ 耳鼻咽喉科(副鼻腔炎) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返さない、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みはない、かつ、表面のピリピリした痛みはない・表面に水疱を伴わない、かつ、風邪の後の前頭部、上顎部の痛みはない、かつ、血圧が180/110 ㎜ Hg 以上ある→ 神経内科(高血圧/高血圧脳症) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返さない、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みはない、かつ、表面のピリピリした痛みはない・表面に水疱を伴わない、かつ、風邪の後の前頭部、上顎部の痛みはない、かつ、血圧が180/110 ㎜ Hg 以下、かつ数日、数ヶ月を経て徐々に痛みが強くなっている→ 脳神経外科(脳腫瘍・慢性硬膜下血腫の可能性) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返さない、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みはない、かつ、表面のピリピリした痛みはない・表面に水疱を伴わない、かつ、風邪の後の前頭部、上顎部の痛みはない、かつ、血圧が180/110 ㎜ Hg 以下、かつ数日、数ヶ月を経て徐々に痛みが強くなっていない、かつ、視力の矯正が必要→ 眼科(眼精疲労) ・高熱(38.0℃)はない、かつ、吐いたまたは吐き気はない、かつ、咳や鼻汁がでない、かつ、不眠を伴わない、かつ、肩や首のコリはひどくない、かつ、強い日差しを浴びていない・暑い屋外に長時間いない、かつ、発作性で繰り返さない、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みはない、かつ、表面のピリピリした痛みはない・表面に水疱を伴わない、かつ、風邪の後の前頭部、上顎部の痛みはない、かつ、血圧が180/110 ㎜ Hg 以下、かつ数日、数ヶ月を経て徐々に痛みが強くなっていない、かつ、視力の矯正は必要ない、かつ、未治療の歯がある、かみ合わせが悪い→ 歯科

上のフローチャート画像が見にくい方は、下の場合分け説明で適切な診療科を探してください。

なお、下の場合分け説明では、適切な診療科を持つ病院・クリニックを「病院いつどこマップ」で探せるリンクがつけてあります。但し、デフォルトでは住所が「東京駅周辺」になっていますので、☑コチラでカンタンに住所変更して、今いる場所の近くの病院・クリニックを検索してください。

※ 近くの診療科を探す場合(いつどこマップの中心住所の変更方法)はコチラで確認!

1. 高熱(38℃以上)がある場合

 ➡ 高熱がない場合はコチラ

1-1 強い頭痛がある、または嘔吐した場合

 ➡ 神経内科・感染症内科

  (脳炎・髄膜炎の可能性があります)

1-2 頭が重い感じがする

 ➡ 一般内科

2. 高熱がない場合(体温は38℃未満)

 ➡ 高熱がある場合はコチラ

2-1 吐き気がある・吐いた場合

 ➡ 吐き気はない場合はコチラ

2-1-1 頭を打った時

 ➡ 脳神経外科

2-1-2 目がかすむ、または目の奥が痛い

 ➡ 眼科

  (緑内障の可能性があります)

2-1-3 大量に飲酒した時

 ➡ 一般内科

  (意識障害がある、嘔吐を繰り返す場合は急性アルコール中毒の疑いがあります)

2-1-4 微熱がある場合

 ➡ 一般内科

2-2. 吐き気はない場合

 ➡ 吐き気がある場合はコチラ

2-2-1 咳や鼻汁がでている場合

 ➡ 一般内科

  (微熱があるなど風邪症状に対しては、安静、水分補給、市販薬の服用などのセルフケアも大切です)

2-2-2 不眠を伴っている場合

 ➡ 一般内科心療内科精神科

2-2-3 肩や首のコリがひどい場合

 ➡ 一般内科整形外科

  (筋緊張性頭痛の疑いがあります)

2-2-4 強い日差しを浴びた、または暑い屋外に長時間いた場合

 ➡ 一般内科

  (熱中症・日射病は、日陰に避難し、安静、水分補給などのセルフケアをまず行います。)

2-2-5 ずきずきした拍動性の痛みがある

 ➡ 一般内科

  (偏頭痛の可能性があります)

2-2-6 発作性で繰り返す、眼周囲の流涙や鼻水を伴う強い痛みがある

 ➡ 神経内科

  (群発頭痛の可能性があります)

2-2-7 表面のピリピリした痛みがあり、表面に水疱を伴っている

 ➡ 皮膚科神経内科

  (三叉神経痛ヘルペスなどの疑いがあります)

2-2-8 風邪の後の前頭部、上顎部の痛みの場合

 ➡ 耳鼻咽喉科

  (副鼻腔炎の疑いがあります)

2-2-9 血圧が180/110㎜Hg以上ある場合

 ➡ 神経内科

  (高血圧/高血圧脳症の可能性があります)

2-2-10 数日、数ヶ月を経て徐々に痛みが強くなっている

 ➡ 脳神経外科

  (脳腫瘍慢性硬膜下血腫の可能性があります)

2-2-11 視力の矯正が必要とされている場合

 ➡ 眼科

  (眼精疲労の可能性があります)

2-2-12 未治療の歯がある、またはかみ合わせが悪い場合

 ➡ 歯科

※ 近くの診療科を探す場合(いつどこマップの中心住所の変更方法)はコチラで確認!

頭痛のときの注意点

 頭痛の中で特に緊急性のあるものは、何時何分からとはっきりわかるほど突然発症した激しい頭痛(くも膜下出血の可能性)や高熱に嘔吐を伴う強い頭痛(髄膜炎・脳炎の可能性)等があげられます。これらの場合は迷わず救急車を呼んでください

 頻度的に多いのは、いわゆる肩こりからくる筋緊張性頭痛で、ストレッチなどの予防的処置が勧められますが、特殊な薬剤が有効な偏頭痛の要素を含んでいる場合もあります。

 また意外と多いのが眼の疲れからくる眼精疲労です。しつこい頭痛を認めたときには、視力を測ってみることもおすすめします。

無料電話相談ダイヤルで何科に行くべきか?を相談

 チャートで何科に行くのかを決めるのが心配な場合は、無料電話相談窓口に電話して、専門家のアドバイスを受けることも可能です。

 特に、我慢できないぐらいの痛み(救急)の場合は、すぐに救急相談センター(無料)#7119 に電話しましょう。

 全国同一で設定された短縮番号「#7119」とプッシュすることで「救急電話相談窓口」か「医療機関案内」に繋がり、医師や看護師などの専門家のアドバイスを受けられます。「何科の病院に行けばいいかわかならない」時にも、医師や看護師等が、適切に受診すべき診療科を教えてくれます。

救急安心センター事業(#7119)の利用方法
救急車、病院、様子をみるか迷った場合
#7119へ電話してください。
オペレーターや自動音声により応答があります。
希望により「救急電話相談」か「医療機関案内」を選択してください。
「救急電話相談」の場合、医師・看護師・相談員が対応します。
・病気やケガの状態を把握
・緊急性について判断
緊急性が高くない症状の場合は「医療機関案内」へ回します
緊急性が高い症状の場合は迅速な救急車出動を要請します・
「医療機関案内」の場合、受信可能な医療機関を案内します。
※現在治療中の病気の治療方針、医薬品の使用方法、介護、健康、育児、精神科等に関する相談は受けられません。相談料は無料ですが、通話料は利用者の負担になります。
#7119電話での相談のポイント(電話で以下のポイントを伝えることで的確なアドバイスを受けることができます)
  • いつから症状(頭痛)があるか?
  • どのような痛み(頭痛)か?
  • 症状が発生したきっかけはあるか?
  • 時間の経過とともに症状が変化しているか?
  • 高熱はあるか(体温は何℃か)?
  • その他に症状はあるか?
  • 持病やこれまでにかかったことのある重い病気、通院歴などがあるか?

救急相談センターの詳細はコチラ

緊急時の無料相談電話の案内はコチラ

頭痛に関連する症状・病気

急性アルコール中毒

 急性アルコール中毒は、大量の飲酒により血中アルコール濃度が上昇し、生命に危険を生じさせせた状態です。

 低体温・低血圧・頻脈・呼吸抑制・尿便失禁などの症状があります。

 ➡ 一般内科

熱中症・日射病

 高温の場所で起こる熱による障害を総称して「熱中症」といいます。強い直射日光下で起こる場合は「日射病」、高温の閉め切った部屋や車中などで起こる場合は「熱射病」ということもあります。

 いずれも暑さで体温のコントロールができなくなり、熱が体内にこもってしまった状態で起こる障害です。特に、子どもは体が小さいわりに水分の出入りが大きい上、腎機能が未熟なため、脱水症状をおこしやすく熱中症になりやすいとされています。

 熱中症・日射病・熱射病の主な症状は以下のとおりです。

  • 肌がカサカサして、ハリがなくなる
  • 目がくぼむ
  • 脈が速くなる
  • 尿量が少なくなる
  • 舌が乾く

 ➡ 一般内科

筋緊張性頭痛

 筋緊張性頭痛は、頭蓋をとりまく筋肉が持続的に収縮して起こる頭痛です。

 精神的ストレスが原因で起きることが多いとされていますが、乱視、遠視などの眼科的障害や歯痛、むち打ちなどの頭頚部の痛みが原因となる場合もあります。

 ストレスなどにより頭蓋をとりまく筋肉が持続的に収縮すると血の流れが悪くなり、老廃物がたまります。それにより凝り(こり)の状態となり痛みが発生します。

 緊張型頭痛は、にぶい痛みが特徴で、通常は我慢できないほどの痛みではありません。数時間から数日の頭痛が反復性に起こる場合と、持続的に続く場合があります。首や肩のこりを伴うこともあります。嘔吐を伴うことはありません。筋肉をやわらげる薬の服用で痛みは軽減します。

 ➡ 一般内科整形外科

偏頭痛(片頭痛)

 偏頭痛(片頭痛)は、こめかみから目にかけて、通常は片側に、時には両側や後頭部までも脈打つように起こる頭痛のことです。

 偏頭痛(片頭痛)が起こる主な原因はストレスとされていますが、ストレスからの解放、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化(月経周期)、天候や気圧の変化、空腹、肩こり、アルコールなど、さまざまな原因で起こります。また、偏頭痛(片頭痛)が起こるメカニズムも様々なものが関係しているとされ、完全には解明されていません。

 偏頭痛(片頭痛)の症状には以下の特徴があります。

  • 10~20歳代で発症する人が多い
  • 月に2~6回程度の頭痛が起こるが、発作が過ぎれば体調に問題はない
  • 6割程度の人は頭の片側に起こるとされているが、両側や後頭部まで痛むこともある
  • 脈打つような痛みであることが多い
  • 動くと痛みが増す
  • 痛みがひどい時には、吐き気やおう吐につながることがある
  • 頭痛の時、光や音をわずらわしく感じることが多い
  • 仕事などに支障をきたすほど強い痛みが起こることがある

  ➡ 一般内科

脳炎・髄膜炎

 脳炎は脳自体に、髄膜炎は脳の周りを覆っている髄膜に炎症が起こる病気です。炎症が脊髄まで波及することがあり、その場合は脳脊髄炎と呼ばれます。

 細菌やウイルス、結核、真菌(カビ)などの病原体が脳や髄膜に侵入して炎症を誘発する感染症によるものが主な原因ですが、自分の免疫の作用で自己抗体を作成し、自己抗体が脳や髄膜に炎症を引き起こす自己免疫性脳炎もあります。

 一般的な症状としては、発熱、意識障害、けいれん、異常行動・言動などがあります。 また、頭蓋内圧亢進症状として頭痛や嘔吐を起こします。

 ➡ 神経内科・感染症内科

群発頭痛

 群発頭痛は、どちらか片方のこめかみまたは眼の周囲に生じる重度の痛みで、比較的短時間(30分から1時間)で消失します。

 通常は、突然始まり、1~3カ月間にわたって規則的に起こった後、数カ月から数年ほど頭痛のない時期が続きます。鼻づまりや鼻水、ときにまぶたの垂れ下がり、涙、顔面の紅潮を伴うことがあります。

 はっきりした原因は分かっていませんが、目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、その周囲に炎症が生じて、神経を刺激するために起こると考えられています。

 ➡ 神経内科

三叉神経痛

 三叉神経痛は、三叉神経が刺激されることで、伝わった情報が「痛み」として認識されて起こる痛みです。

 三叉神経は、左右に一対あり、それぞれ顔面の半分の感覚をつかさどる神経です。この三叉神経が頭の中で血管に圧迫されることが三叉神経痛の主な原因です。腫瘍によって圧迫されることもあります。

 三叉神経痛は、人間が感じる痛みの中でも最も痛い痛みと言われ、鼻の横や、歯ぐき、目の周りなどに激痛が起こります。

 歯みがきや洗顔、冷たい風が顔に当たるなどの刺激が引き金になって起こることが多いため、歯科へ行く人もいますが、神経内科が専門となります。(手術が必要な場合は脳神経外科)

 ➡ 神経内科脳神経外科 

高血圧脳症

 高血圧脳症とは、急激な高血圧により引き起こされる頭痛、発熱、意識障害、けいれんなどの症状をいいます。

 一般には、180/110mmHg以上の異常高血圧で発症するとされていますが、血圧の値そのものだけではなく、それまでの血圧の状況や血圧の上昇の仕方なども発症に関係します。

 急激な血圧の上昇により脳の機能が著しく低下し、脳内の血管がけいれんを起こして、出血や梗塞、むくみが起こり、それにより頭痛、発熱、意識障害、けいれんなどの症状がでます。

 ➡ 神経内科

脳腫瘍

 脳腫瘍とは、頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称で、原発性脳腫瘍(脳の細胞や脳を包む膜、脳神経などから発生した腫瘍)と転移性脳腫瘍(他の臓器で生じたがんが血液の流れによって脳に転移したもの)の2つに分けられます。

 いずれにしても、脳腫瘍が脳に発生し大きくなると腫瘍の周りには脳浮腫という脳のむくみが生じ、脳の機能は、腫瘍や脳浮腫によって影響を受け、様々な症状を引き起こします。

 脳腫瘍による症状は、腫瘍によって頭蓋骨内部の圧力が高まるために起こる「頭蓋内圧亢進症状」(多くに共通して起こる症状)と、腫瘍が発生した場所の脳が障害されて起こる「局所症状」に分けられます。

 頭蓋内圧亢進症状(多くに共通して起こる症状)としては、頭痛、吐き気、意識障害などがあります。

 ➡ 脳神経外科

慢性硬膜下血腫

 慢性硬膜下血腫は、(忘れてしまうほどの)軽微な頭部外傷などの後、1~2ヶ月程度で頭蓋骨の下にある脳を覆う硬膜と脳の隙間に、血が貯まる(血腫)ことで起きる病気です。

 血腫が脳を圧迫することにより、頭痛、物忘れ、認知症症状などの精神的症状や、失禁、半身に力が入らない、歩行障害などの症状を引き起こします。

 ➡ 脳神経外科

くも膜下出血

 くも膜下出血は、くも膜(脳表面の膜)と脳の空間にある血管が切れて起こる出血です。80~90%は脳動脈瘤と呼ばれる脳の動脈にできた「こぶ」からの出血が原因とされています。

 脳動脈瘤の多くは出血するまで無症状です。くも膜下出血が起こると突然の激しい頭痛に襲われ、「バットで殴られたような」「今までに経験したことのないような」、「金鎚でなぐられたような」頭痛になります。

 血腫が脳を圧迫することにより、頭痛、物忘れ、認知症症状などの精神的症状や、失禁、半身に力が入らない、歩行障害などの症状を引き起こします。

 ➡ 脳神経外科

ヘルペス

 ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスの皮膚や粘膜への感染でおこる単純疱疹、または水痘・帯状疱疹ウイルスによる帯状疱疹を指します。

 ウイルスが唇や唇の周りの皮膚に接触して、粘膜に感染することによって起こります。直接肌が触れあう場合だけでなく、ウイルスがついた食器やタオルを共有することで感染することもあります。

 一度感染すると一生涯その宿主に潜んでしまい、ストレスや疲れなどで免疫力や抵抗力が低下した時に再発します。

 口唇や口唇の周りがむずむずする、ピリピリ、チクチクと痛みを伴う赤みが出る、水ぶくれなどの症状があります。唇の周り以外にも、口の中(口内、口腔、舌など)、鼻の下・耳・指・首などの体の一部分にできることもあります。

 ➡ 皮膚科

副鼻腔炎

 副鼻腔炎は、風邪のウイルスや細菌、アレルギーなどにより、副鼻腔の粘膜に炎症が起こることで発症する病気です。

 風邪(ウイルスや細菌感染)やアレルギーなどがきっかけで鼻の中で炎症が起きると、鼻の粘膜が腫はれたり、ドロドロした鼻水が出てきたりします。

 副鼻腔炎には、「急性副鼻腔炎」と「慢性副鼻腔炎」とがあります。「急性副鼻腔炎」は主に細菌やウイルス感染が原因で起こり、症状は1カ月ほどで治まります。一方、「慢性副鼻腔炎」は、急性副鼻腔炎が長引いたり繰り返されたりして、その症状が3カ月以上続く副鼻腔炎のことを指します。

 副鼻腔内の粘液に細菌やウイルスが繁殖して膿がたまり、腫れて眼や頬のあたりに痛みを感じるといった症状が出ます。また、膿が鼻水と一緒に出てくるため、透明ではない黄色のネバネバとした鼻水が出ます。

 ➡ 耳鼻咽喉科

緑内障

 緑内障は、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。

 眼球内の房水が増加することで眼圧が上昇し視神経を圧迫することが視神経障害の主な原因とされてきましたが、日本人では眼圧が正常にもかかわらず緑内障を発症する人が多いことが分かっています。眼圧が正常範囲内で起こる緑内障は、「正常眼圧緑内障」と呼ばれ、眼圧に対する視神経の抵抗性が弱いためと考えられていますが、視神経の血流障害や遺伝が関係するという説もあり、はっきりは分かっていません。

 1度失った視力や視野は薬や手術で回復することはないため、早期発見と適正な治療で視野障害や視力障害の進行を抑えることが大切ですが、緑内障は、その進行が非常にゆっくりで両目が同時に進行することは稀なため、病気がかなり進行するまで自覚症状がほとんどないことが問題となります。

 緑内障は、中高年で起こる代表的な病気のひとつとされています。

 ➡ 眼科

眼精疲労

 眼精疲労は、眼を使う仕事を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態を指します。

 最近は、パソコンやスマートフォンなどの使用時間が増えたことにより、眼精疲労が増えています。

 また、度の合わない眼鏡の使用、緑内障や白内障、ドライアイのほか、全身疾患に伴うもの・心因性のもの・環境によるものなど、眼精疲労をもたらす要因は非常に多岐にわたっています。

 ➡ 眼科

頭痛に関連した診療科を持つ病院を探す

※ 近くの診療科を探す場合はコチラで確認!(デフォルトでは住所設定が「東京駅周辺」になっていますので、いつどこマップの中心住所を現在地にワンタップで変更してください)

各診療科の役割や診ることができる主な症状・病気などは、コチラを参照してください。

内科系

▶一般内科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

▶脳神経内科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

外科系

▶整形外科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

▶脳神経外科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

精神科系

▶精神科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

▶心療内科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

皮膚科・泌尿器科系

▶皮膚科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

眼科・耳鼻咽喉科系

▶眼科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

▶耳鼻咽喉科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

歯科系

▶歯科の病院を探すなら「病院いつどこマップ」

近くの診療科を探す(現在地の指定)

いつどこマップで検索結果を表示したときに、住所情報がないと東京駅周辺の診療科が表示されることがあります。

その時に、現在地の近くの診療科を表示させる方法を説明します。

地図の下にある〔条件を変更〕ボタンをタップ

表示された地図の下にある「条件を変更」ボタンをクリックする。

地図の下の〔条件を変更〕ボタンをタップすると、検索科目はそのままで、検索ページに移ります。

🔎条件検索の〔現在地〕ボタンをタップ

条件検索(検索したい施設、診療科目など、絞り込みたい条件を選択してください)の中の「エリアで絞り込む(必須)」の住所指定欄の「現在地」ボタンをクリックする。

〔現在地〕ボタンをタップすると、住所指定欄に自動で現住所が入力されます。

〔検索する〕ボタンをタップ

検索ページの「検索する」ボタンをクリックする。

これで、現在地に近い診療科を探すことができます。

頭痛がしたら早めに健康チェックしましょう!

頭痛がある方はストレス耐性度チェックをしましょう!

 ストレス耐性とは、ストレスにどれだけ耐えることができるかの強さの違いをいいます。心身ともに健康に過ごすためには、ストレスと上手く付き合っていくことが大切です。自身のストレス耐性がどれくらいか確認する意味でも、気軽にチェックしてみてください。

 ▶ 3分でカンタンに診断できる!ストレス耐性度チェックはコチラから!

頭痛がある方は脳梗塞注意度をチェックをしましょう!

 脳梗塞とは、脳の血管が詰まり血液が流れなくなる状態をいいます。寝たきりになってしまったり、死を招くこともあるので注意が必要です。早期発見が重要といわれているので、日常生活を振り返ってチェックしてみましょう。

 ▶ 3分でカンタンに診断できる!脳梗塞注意度チェックはコチラから!

頭痛がある方はドライアイ注意度をチェックをしましょう!

 目を守るために欠かせない涙の量や質が低下し、目の表面の潤いが低下して傷つきやすい状態をドライアイといいます。オフィスで働いている人の3人に1人はドライアイといわれ、年々ドライアイの患者さんは増加傾向にあります。あなたの目は大丈夫でしょうか?あなたの「ドライアイ注意度」をチェックしてみましょう。

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気になる症状・病気の簡易チェック・メニュー!

 病気かなと不安になったとき、不調を感じたときは、 気になる症状・病気チェックをしてみましょう。

 ▶ 気になる症状・病気のチェックはコチラから!

近くの病院を探すなら【病院いつどこマップ】

ちかくの病院探しなら「病院いつどこマップ」が便利です。

病院いつどこマップとは…
全国の「病院」「介護施設」「薬局」「動物病院」の施設情報を一元的に検索できる国内最大級のサービスです。登録施設情報から住所、時間帯、診療科目、専門医などの条件を指定して必要な情報を検索できます。また、地図を使ってわかりやすく検索できるよう、指定した場所から選択した目的地(病院等)までルート案内を表示(徒歩、車)する事も可能です。